リズより、ワークショップではお伝えしきれなかった「日々の生き方のヒント」をお伝えします。「からだの声を聞きなさい」のワークショップを深め、さらに「プロフェッショナルコース」へ進むためへの、気づきを促す内容です。そっと呼吸をし、少しの時間、自分を見つめ、実践してみませんか。
どうして私たちはそんなにたくさん恐れをもっているのでしょうか?
恐れは、人が、危険または脅威に気づくとき、起こる感覚です。
つまり、脳は体に信号を送ることによって、体は即座に反応し、危険や脅すような状況に直面できるようになるのです。脳はすぐにアドレナリンを分泌する副腎に、メッセージを送ります。このホルモンはブドウ糖供給を促し、体を恐れに対応できる状態にしてくれます。結果、非常に活発に脳が働き、自己を守るために必要な体力を作り出すのです。そして、このエネルギーによって、心臓発作から身を守ることもできるのです。
2種類の恐れがあります:現実の恐れと非現実的なもの。
・現実の恐れの例:
大きい犬が飛び出して、あなたにとびかかります;
車が、あなたまたはあなたの子供にまっすぐに向かっています;
人が、あなたを叩こうと、腕を上げます;
危険な状況に直面するとき、恐怖を感じることは自然で、役に立ちます。恐怖を感じることによって、体が反応するからです。そして、すばやく身を守るために必要な強さや反射がおこるからです。
・非現実的な恐れ
ほとんどの恐怖は、実際は非現実的な恐れなのです。それは、想像力が正しく使われていない結果起こる恐怖です。
脳は、現実の恐怖と非現実的な恐怖を区別することができません。そのため、脳はどちらの出来事にも、先に述べたように同じ反応をします。しかし、非現実的な恐れの場合には、実際の脅威はないので、分泌されるアドレナリンは、体で使われることがなく、消費して体外に出されないので、体の中を流れる一種の毒の状態になります。副腎に関しては、不要なアドレナリンが常に流れることで、体は疲れ、消耗されてしまうので、結局実際の脅威が目の前に起こったときに、ブドウ糖(エネルギー)の十分な量をもはや持ちません。そのため、本当に必要な迅速なシステムが機能しないのです。これが、つまり、人が、危険や脅威であるような状況に直面するとき、なぜパニックになり、無力になるかについての説明になるのです。
人間の想像力というものは、本来、私たちの気分をよくさせ、あらゆる根拠のない恐れに対して不快にさせないために使われるべきです。どのように、私たちはそのような恐れを創りだすのでしょうか? 想像力は、知性の一部であって、精神的な思い込みによって影響されます。その思い込みは、経験されたか、観察されたか、学ばれたかどうかに関係なく、大部分は幼児期のつらい経験の後で創られました。全ての場合において、この経験での痛みを連想して、それが再び起こるかもしれないという恐れをもつのです。
そこで、身体的で、感情的で、精神的なレベルの非現実的な恐れの例をあげます。これらは、本当の危険を引き起こさなくて、すべてその人の想像力によって創られました。
・身体的なレベルの非現実的な恐れ:
動物(犬、クモ、ねずみ、その他)への恐れ
水、嵐、暗闇、その他へ恐れ
・感情的、精神的なレベルの非現実的な恐れ:
バカだと思われ、人から笑われる心配
将来(お金が不足する)への恐れ
死、病気への心配
間違い(失敗の)への心配
私たちは恐れに圧倒されるたびに、その思い込みを育ててしまう、ということを覚えておかなくてはいけません。
時間とともに、その思い込みは強さを増し、痛みを経験し、傷ついていくことで、この思い込みは、現実化し、強化されるのです。結果として、強迫観念が生じ、恐怖症になってしまうのです。恐怖症は、人のエネルギーによって増殖するのです。そして、それは、苦しんでいる人によく見られる、エネルギーの欠如を引き起こします。
恐れがより大きいほど、感情的な傷はより大きくなります。私たちが心に抱く大部分の思い込みと恐れの原因は、最も重要な5つの傷にあるのです。
拒絶、見捨て、侮辱、裏切り、不正。
恐れがあなたを圧倒するならば、あなたは自身の人生の主役では、もはやありません。恐れがあなたを利用している例が次にあります。
・怒り、偽装、欲求不満、否定的な感情を経験するとき。あなた自身または他の誰かを非難するとき、その感情は出てきます。何か悪いことがあなたに起こるかもしれないのではないかと思うのです。
・あなた自身または他の誰かを疑うか、不信感を抱いているとき。
・あなたがうそをつくとき。うその後ろに隠されている恐れは、何ですか?非難される心配?
・愛されなくて、尊重されないこと?自分が間違っているという心配?あなたの脆弱さを示す心配?権限への恐れ?
・あなたが弁明するとき、他の誰かの理解と承認を望んでいるとき。
・あなたが、正当化されたいとき。
・あなたが攻撃されていると感じ、自己防衛をしているとき。
・あなたが買い物や、したい行動、発言することを自制しているとき。
恐れには、ポジティブな側もあるのです。それは、本当はしたいのだけど、結果が恐くて成し遂げることができないと理由で、認めていない自分の欲求に気づかせてくれるのです。したがって、恐れに対しての私たちの最も効果的な反応の仕方は、自分がブロックしている欲求に気づくために、その恐れを利用することができるのです。
あなたの欲求を特定するために、あなたができるシンプルな質問は、次にあります。
1.「この恐れによって、私は、何を持つこと、何をすること、どうあることを妨げていますか?」
例えば、もし犬が恐い(非現実的な身体的な恐れ)凍りつくならば、これはあなたが前進するのを妨げているのです。
もう一つの例:間違い(非現実的な精神的な恐れ)を犯してしまうとう心配は、あなたがリスクを負うことや、新しいもの、考えを得て、創造的であるのを妨げているのです。
つまり、「私が・・・することを妨げられる」 ということは、「私は・・・したい。・・・という欲求がある」ということを意味するのです。
2.「私が私自身がそうなることを許すならば、どんな不快な状況が私に起こり得ますか?」
犬の例で言うと、
「もし私がじっとしていないで、勇気を示すならば、また人生で前進するのを許すならば、どんな不快な状況が私に起こりえますか」
答えとしては
「私が自分の人生を進み、勇気を示すならば、私は自分の好きな職業を選ぶでしょう。しかし、これは私の両親を不快にすることを伴います。今まで私を育ててくれた両親に対して、恩知らずで利己的な人と思われるという不快な状況が起こります。」
間違いを犯してしまうのではないかという心配の例は、
「もし私がリスクを負ったり、新しいやり方を試したり、もっと創造的ならば、どんな不快な状況が私に起こりえますか?」
答えとしては
「私は、間違いを犯すこともできるのです。一部の人々は私が役に立たない、何も私の人生において決して成し遂げることができないと思うかもしれません。」
そこで、覚えておかなくてはいけないことは、
「あなたは他人に判断されることを恐れるがゆえに、何かをしたり、なりたい自分であることを避けているのです。しかし、もうすでにあなたがその恐れを持っているということだけで、人々はあなたを判断しているのです。それなのに、なぜあなたは自分の欲求を満たすことを自制し続けるのですか?」
3.私が信じるものは、根拠がしっかりしていますか?それは真実ですか?」
あなた自身にこの質問をしてみると、あなたの恐れは、病的に作り出されたものであることがわかると思います。それは真実であることもあるかもしれません。しかし、それは絶対的な真実ではありません!
4.受け入れること
その恐怖との関係は、あなたを助けていて、実は、あなたのために最悪の場合を避けるために貢献していることを理解してください。したがって、今のあなたの状態は最善であり、それを受け入れて、それに憤慨しないことが重要です。その恐怖を感じていることに感謝を与えて、あなたを怖がらせるものは何でも取り扱うことができることをあなたのその部分に知らせてください。
このように、恐れに対応することで、自分の人生の主役になることができるのです。思い込みに支配され、本当の自分のあり方からかけ離れてしまうことをやめましょう。
私たちは、本当の自身になる方法を学ぶために、この地球にいます。恐怖がまるで存在していないと思うのではなく、恐れと向き合うことは、とても重要なのです。自分を再発見することによって、恐れを維持することに費やされたエネルギーを回復し、逆に、もっと創造的に使うことができるのです。
恐れが根深いかもしれないので、この過程を乗り越えるときには、自分に辛抱強く、寛容になってください。一つずつ取り組むことで、このプロセスは、ますます自然でより簡単になります。幼児期に起こった感情的な傷の結果であったり、根の深い恐れの場合は、より多くの同情が必要なのです。自分に十分な時間を与えてください。恐れが少なくなればなるほど、自分への信頼は大きくなります。そしてよりすばらしい人生を送れるのですから。
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